スピーチエイド
スピーチエイド
軟口蓋を持ち上げることで呼気が鼻腔に抜けるのを抑制するのと同時に、鼻咽腔閉鎖の補助をすることで、少ない仕事量で鼻咽腔閉鎖を達成できるようになります。開鼻声を改善させるだけでなく、鼻咽腔閉鎖をしやすい状態にする事で、鼻咽腔のみならず口唇のトレーニング効果を増大させます。
会話がしにくいのは、開鼻声やその他の鼻咽腔閉鎖不全に関連する構音障害が原因でしょうか?開鼻声が原因であれば大きく改善できるかもしれません。
言語聴覚士の方はご存じだとは思いますが、鼻咽腔閉鎖不全による開鼻声について、少しお時間を下さい。
こんな悩みありませんか?
- 誰かに呼ぶにもうまく発音できなくて呼べない
- コミュニケーションに不便を感じている
- 面と向かって話すには聞き取ってもらえるが、電話では聞き取ってもらえない
- 言語聴覚士さんにトレーニングを受けているが思うように効果がでない
スピーチエイドって何
スピーチエイド
リハビリ専門の医師
だったから
知識と経験が豊富
藤田歯科医院は、スピーチエイド治療の専門性において、他に類を見ない実績を持っています。この高度な治療法を提供できる歯科医院は全国的にもごくわずかで、大阪・兵庫地域でも数件しかありません。
当院院長は大学院でスピーチエイドを研究し、300例以上の製作経験があります。口腔機能のリハビリテーションを専門とし、豊富な知識と経験を蓄積しています。
患者様一人ひとりの状態に合わせたスピーチエイド製作には、このような専門性が不可欠です。藤田歯科医院では、この希少な治療法を通じて、患者様の口腔機能を改善し、日常生活の質を高めることに努めています。食事や会話がしやすくなることで、患者様の生活満足度向上を目指しています。スピーチエイド治療に関心をお持ちの方は、ぜひ当院にご相談ください。
開鼻声とは
開鼻声とは、鼻から息が漏れて不明瞭な音声になっている状態の事を言います。脳卒中や頭部外傷などが原因で、軟口蓋が運動障害をおこして鼻咽腔閉鎖不全になると呼気が鼻から抜ける状態になります。口蓋裂の術後で一部の方にも鼻咽腔閉鎖不全がおこり、開鼻声の原因になります。すると口腔の圧力を高めることができず、開鼻声が起こります。舌や口唇での構音も相対的に弱くなり不明瞭になります。 または発音時に呼気が鼻腔に流出して、過度な鼻腔共鳴が起こっている状態になっています。
言語聴覚士さんも注目
スピーチエイドは、子供でもできる器具です。スピーチエイドを装着して鼻咽腔閉鎖不全やそれに関連する構音障害のトレーニングを行うと、口腔内圧を高めやすく開鼻声の改善のみならず、その他口唇トレーニングなどの効果が増大することがあります。ですので、鼻咽腔閉鎖不全により、開鼻声を呈する患者さんがいらっしゃれば、まずスピーチエイドをお考えください。患者さんに金銭的負担が少なく、大きな改善が見られるケースがあります。
スピーチエイドを試してほしい
こんな方におすすめ
- 口唇口蓋裂の術後リハビリ中
- うまく発音したい
- 脳卒中の後遺症がある
- 構音障害が気になる
スピーチエイドに対して、不安を感じているかもしれません。
でも大丈夫です、「スピーチエイドは怖い治療」ではありません。
丁寧にご説明をいたしますので、まずは一度ご相談ください。
よくある質問
基本的に”えずく”などの気持ち悪くなる部分は主に舌の奥のほう(舌の根部分)になります。そこは尻尾(軟口蓋部)が直接当たる場所ではないので、えずかない場合がほとんどです。
スピーチエイドは、一気に作るのではなく、何回かの診察で調整しながら完成にいたります。尻尾(軟口蓋部)を徐々に大きくしていく段階では、装着後に痛みが伴う事があります。
4〜6歳ごろから治療をはじめ、12歳くらいで完治となります。
当院の医師は、スピーチエイドを技工士などに任すことなく、自身で作成・調整しますので、痛みなどの不具合があれば、その場で調整させていただきます。
調整の段階ではそのような飲みにくさが出る事もあります。 飲み込みにくいなどの症状が出た場合は原因を特定して調整しますのでご安心ください。
週一回の診察の場合、診察や調整も含め1カ月程度みていただいております。
内視鏡の検査がある場合はつらいことがありますが、内視鏡の検査はほとんどありません。 通常の診察では痛みや苦痛を伴う処置はほとんどなく完了します。
残念ながらスピーチエイドを作った事がある歯科医師はほぼいないのが現状です。
ある程度スピーチエイドの実績がある歯科医院は大阪や兵庫で数件のみしかございません。
患者さんの状態に合わせたスピーチエイドを作るには専門的な知識と経験が必要となりますので、実績のある歯科医院にご相談されるのがよいと思われます。
わたくしは大学院でスピーチエイドに関する研究をしました。 臨床では、食べる・話すなどの口腔機能に問題がある方のリハビリテーションが専門でした。 研究用のものも含めると300以上のスピーチエイドを作成した実績がございます。
スピーチエイドを作る料金は、作成時の素材によっても異なりますが5万円前後です。
他の自費診療に比べると比較的安いですが、それでも保険適用の治療と比較すれば費用はかかります。
まずは効果があるか?ないのか?をはじめの診察で診断してからお作りさせていただいておりますのでご安心ください。
ほかの方法がないかなどもお話しできますので、まずは診察を受ける事をおすすめ致します。
※はじめの診察は、場合によりますが保険適用となることがあります。お手数ですが当院までお電話等でご確認ください。
型取りが出来る状態の方であればできます。
子供〜お年寄りまで利用可能です。
スピーチエイドへの想い
是非一度相談してほしい
わたくしはヒトが好きで歯科医師になりました。もともとリハビリテーション医学に興味があったのですが、一般的な歯科医学(教育)では、あまりなじみがないのが実情です。
これまでの歯科医療では、口腔機能リハビリテーションという概念がなかったことからもわかります。実際わたくしも大学を離れると、そういった臨床の機会は限られておりました。しかしながら、開業して往診にも行くようになると、本当に困っている方はたくさんいて、その方たちがどこに相談すればいいのかわかっていないことに気づきました。今まで培った経験を元に、鼻咽腔閉鎖不全が原因で開鼻声などの構音障害でお困りの方、会話しにくいといった悩みを抱えた方のサポートができればと思います。
コミュニケーションが難しいなどで発生する日常のストレスが少しでも解消されますように、精一杯努力致します。往診での診察もお受けしておりますので、こういったことでお悩みの方はお問い合わせいただければと思います。また、このホームページでイメージがわかない場合、60分~120分の勉強会を開催しております。ご要望の方はお問い合わせくださいませ。